Implants in the Aesthetic Zone というタイトルのインプラントの教科書が、来年全世界に向けて出版されます。私も今回、共同執筆者として執筆に参加させて頂きました。本の紹介ページが届きましたのでこの場をお借りしてご紹介させて頂きます。
Drs.Todd Shoenbaum, Peter Moy, Joseph Kan, Bach Lee, Michel Magne, Perry Klokkevoldなど、世界的に著名なドクターと一緒にご紹介して頂き、とても光栄なことです。
この専門書は、インプラント治療でも特に難易度が高いと言われている、審美領域でのインプラント治療(主に上顎の前歯の目立つ部分のインプラント治療)について、治療を成功に導くためのガイドラインが細かく記されています。。前歯の治療は、噛めるだけでなく、見た目の綺麗さも要求されるため、ハイレベルな治療の技術と知識が必要であり、それを学ぶために特化した内容となっております。
この書籍のチーフエディターが、UCLA歯学部の卒後生涯研修部の主任教授Dr.Todd Shoenbaumであることから、UCLA歯学部でインプラントの教科書としても使用されると聞いています。
ページ構成は4つのPartから成り、1)治療計画の立案、2)インプラントのための硬組織、軟組織の造成、3)抜歯即時インプラントについて、4)インプラント上部構造の製作、について書かれており、上記についてさらに細かく18章に分けて解説が行われております。
私は日本人の共同執筆者(Dr.Suzuki,Dr.Igarashi,Dr.Morimoto)と共に、Part2: Site Preparation: Hard and Soft Tissue Augmentationの中の、Chapter5: Indications for augmentation prior to implant placementについて多くを執筆させて頂きました。
インプラント治療を行うにあたり、施術部位の歯槽骨や歯肉が十分に存在しない場合に、どのような事に気をつけて治療プランを立て、また実際の治療を行っていけば良いのか、最新の知見をもとに、実際の臨床例(治療例の写真)を通じて、そのコンセプト等について詳しく解説させて頂きました。日々忙しい中、英語での執筆活動でしたので、正直かなり大変な作業でしたが、何とかやり遂げることができました。
世界的に著名なインプラント治療のスペシャリストや研究者とともに、専門書の執筆に携わり、こうして書籍が日の目を見ることになり、とても嬉しく思います。
今回の執筆にあたり、お話を頂きましたUCLA歯学部卒後生涯研修部主任教授のDr.Todd Shoenbaum、UCLA クリニカルインストラクターの清水藤太先生、共同執筆者でICOI国際口腔インプラント学会次期世界会長の鈴木仙一先生、そして英文監修を行って頂いた日本一の通訳:柴田節子先生に心から謝辞を申し上げます。
私の隣、後列右側がDr.Todd Shoenbaum。UCLA歯学部で史上最年少で教授に就任したキャリアを持ち、カリフォルニア州のバイクのチャンピオンでもあるスーパードクターです。前列左から学術団体JAID会長岩城正明先生(俳優:椎名桔平氏の実兄)、カリフォルニア開業の歯内療法専門医でUCLAクリニカルインストラクターの清水藤太先生、ICOI国際口腔インプラント学会次期世界会長の鈴木仙一先生と記念写真。